空に咲く花とキミを

ギャンブルはやめて欲しいけど、直くんが家にいないということが、あたしを安堵させる。


「セブンスター…ください。」

「おひとつですか?」

「はい。」

あたしは、送迎バスが停まるコンビニで、タバコを買った。

そして歩いて寮まで帰ると、静かな部屋でタバコに火をつけた。

《今帰ってきたから、適当にご飯の支度しておくね。》

一息つきながら、直くんにメール。

「…。」

お金がないならタバコなんかやめればいい……何度もそう思ったことがあるけど、それでもやめられないのは、それが自分の中の弱い部分なのだろう。

タバコは依存性もあるし、お金がない原因である直くんが吸ってるのに、何であたしがやめなければいけないの?などと、心の中で言い訳し正当化する。

タバコをやめることもできないあたしに、直くんに立ち向かう勇気がどこにあるのだろう…。