空に咲く花とキミを

別れちゃえば……か。

「うん…考えてみようかな。」

「そしたら華は、この3人の中から次の彼氏を選んでいいよ。」

「あははー。大崎さんスグそういうこと言うんだから(笑)。」


直くんとは、過去に一度だけ別れ話をしたことがあった。

直くんから”疫病神”と言われた時だった。

理不尽な場面でそう言われ、あたしのガマンは限界だった。

あたしは、あれからまだガマンし続けているの…?

お金もない、愛もない、楽しくもないーーー毎日仕事をして職場のみんなと楽しく過ごすことや、城間くんとメールをする嬉しさで、あたしは自分の感情をごまかしてはいないか…。

直くんの方こそ…疫病神だと思ってしまうよ。


《出てるから少し遅くなる。》

仕事が終わり、帰りのバスの中で直くんからのメールを見たあたしは、少しだけホッとした。

あたしの予想通り直くんはパチンコ屋さんに行っていて、勝ってるから遅くなるというのだ。