空に咲く花とキミを

「よう、華。」

「大崎さん。お疲れ様です。」

大崎さんに声をかけられたあたしは、その隣に座ってコーヒーの缶を開けた。

「担当の人に捕まってたじゃん。何かしたな(笑)?」

「違いますよー。」

こういう時、大崎さんみたいにいじってくれると、少しだけ気分が軽くなる。

「なに?華が何かしたの?」

「違うよ田村くん。」

と、その横には城間くん。

2人一緒に喫煙所に現れた。

意識するなと思えば思うほど、あたしは2人ともに意識していた。

でもすぐに、田村くんがあたしに気があるという方は追いやられ、笑顔の城間くんでいっぱいになった。


遊ぼうと誘ってくれた城間くん。

ケータイの番号を聞いてくれた城間くん。

今すぐ連れ出してほしい…ううん、連れ出したい。

そんな気持ちを抑えつけるのは、あたしの中の理性という便利な機能。