空に咲く花とキミを

「ありがとうございます。」

あたしは、今は松井さんに頼るしかない。

「木嶋さんはこんなに真面目なのにね…。」

「え?」

松井さんは目を細め、ふうっと息を吐いた。

「その…言いにくいけど、木嶋さんが真面目に頑張ってくれているから、何とか原くんの仕事先を見つけなきゃ、って状況なんだよね。」

「…。」

「多分、どこへ行っても続かないと思うよ、原くんみたいな人は。」

それは、あたしも感じていたことで、色々な人を見てきた松井さんが言うんだから、残念だけどそうなんだろうな…。

仕事を実際にやりもしない内から、楽勝とか言って鷹をくくっていたくせに、続かず辞める時は全て周りのせいにするーーー典型的なパターンだそうだ。

「とにかく自分は原くんの仕事先を探すから、何かあれば連絡します。」

「はい、よろしくお願いします。」

あたしは松井さんに頭を下げて、別れた。