そして10日ほど過ぎた頃だろうか、直くんがまた仕事を辞めた。
直くんに聞いてもごまかすだけで理由はハッキリしないけど、自分から辞めてやったとエラそうに言っていた。
クビだろうが自主退職だろうが、辞めてもらっては困るのに…。
それでもあたしは、その話を聞いて驚かなかった自分に驚いた。
「木嶋さん…原くんを引き止められなくて申し訳なかったです。」
直くんから話を聞いた次の日のお昼休み、担当の松井さんが喫煙所にいるあたしのところへやって来た。
「いえ、何となく…こうなるような気がしてましたから。」
「そうなのか…。今日原くんは?」
多分また勝手にあたしの車に乗って、パチンコ屋さん。
「…さぁ、寝てますかね(笑)。それより松井さん、直くんの仕事は……。」
「正直難しい、かな。派遣先は他にもあるけど、ここから通うには遠かったり、時給が安かったり…。自分以外の担当が受け持っている職場も当たってみようと思ってる。」
松井さんは、難しい表情をしていた。
直くんに聞いてもごまかすだけで理由はハッキリしないけど、自分から辞めてやったとエラそうに言っていた。
クビだろうが自主退職だろうが、辞めてもらっては困るのに…。
それでもあたしは、その話を聞いて驚かなかった自分に驚いた。
「木嶋さん…原くんを引き止められなくて申し訳なかったです。」
直くんから話を聞いた次の日のお昼休み、担当の松井さんが喫煙所にいるあたしのところへやって来た。
「いえ、何となく…こうなるような気がしてましたから。」
「そうなのか…。今日原くんは?」
多分また勝手にあたしの車に乗って、パチンコ屋さん。
「…さぁ、寝てますかね(笑)。それより松井さん、直くんの仕事は……。」
「正直難しい、かな。派遣先は他にもあるけど、ここから通うには遠かったり、時給が安かったり…。自分以外の担当が受け持っている職場も当たってみようと思ってる。」
松井さんは、難しい表情をしていた。



