空に咲く花とキミを

正直、直くんに意見をするのはかなりの勇気が必要で、何とか事が収まった後のあたしは、相当な気力を消費しているのだろう。

のどがカラカラだ。

「…。」

基本、直くんが絶対で、あたしは逆らうことなど許されないのだから…。

いつからこんな風になっちゃったんだろう……前みたいにお客と店員の方が、お酒もおいしかったし楽しかった気がするよ。

今だってあたしは、直くんがまだ起きてたらどうしようなんて考えて、寝室に行けないでいるのだから。


焼酎を割るのに使っていたウーロン茶をグラスに入れて、ゆっくりとのどを潤していく。

こんな時に想うのは、浮かぶのは、城間くんの笑顔。

何してるかな……。

週末だから、友達と遊んでたりするのかな。

それとも、普通に寝てるかも。


こんな、何でもないことを考えているだけで、だんだん心の中が落ち着いてくる。

そのままあたしは城間くんのことを考えながら、直くんが眠りにつくのを待った。