その負けず嫌いを、仕事で活かしてくれないかな…。
あたしは黙ってタバコに火をつけて、2人を見守ることにした。
「原くんは、自分を人殺しにしたいみたいだね。」
「別にそういう訳じゃ…オレは事実を話してるだけですよ。」
直くんが、ぶっきらぼうに答える。
「原くんが何人殺していようと俺には関係ないし、咎めるつもりもない。でもそれを、俺に言うのは間違いだったよね。俺は…目の前で最愛の人を亡くした。その俺が、原くんの話を聞いてどう思うと思う?」
「目の前で人が死んでるのは、オレも同じですよ。」
ここでなぜかドヤ顔になる直くんの顔を、あたしは隠したくて仕方なかった。
「そうじゃないだろ。死んでいい人間なんかいないんだよ…!人の死を軽くみて自慢話にしてしまう君の神経を、俺は軽蔑する。」
それまで穏やかだった荒木さんの口調が急に硬く冷たいものになって、あたしは背筋の凍る思いがした。
直くんは言い返すこともできず、下を向いていた。
あたしは黙ってタバコに火をつけて、2人を見守ることにした。
「原くんは、自分を人殺しにしたいみたいだね。」
「別にそういう訳じゃ…オレは事実を話してるだけですよ。」
直くんが、ぶっきらぼうに答える。
「原くんが何人殺していようと俺には関係ないし、咎めるつもりもない。でもそれを、俺に言うのは間違いだったよね。俺は…目の前で最愛の人を亡くした。その俺が、原くんの話を聞いてどう思うと思う?」
「目の前で人が死んでるのは、オレも同じですよ。」
ここでなぜかドヤ顔になる直くんの顔を、あたしは隠したくて仕方なかった。
「そうじゃないだろ。死んでいい人間なんかいないんだよ…!人の死を軽くみて自慢話にしてしまう君の神経を、俺は軽蔑する。」
それまで穏やかだった荒木さんの口調が急に硬く冷たいものになって、あたしは背筋の凍る思いがした。
直くんは言い返すこともできず、下を向いていた。



