空に咲く花とキミを

城間くんは、なんで地元から出てきたんだろう…今度聞いてみようかな。

「俺はーーー。」

そんな感じで、荒木さんにも何の気なしに聞いてしまったけど、それをひどく後悔することになるなんて………。


「俺は、地元にいると苦しくなるから…。」

「…。」

ずっと柔らかい笑顔だった荒木さんの表情が、ふっと悲しそうに歪んだ。

「オレもそんな感じ、苦しいことだらけでした〜。」

直くんが、得意げに調子を合わせて言ったけど、ギャンブルで負けまくったとか、車で事故したとか所詮その程度。

てか尻ぬぐいは全部あたしがしたし。

でも荒木さんの苦しいは、次元が違う気がして…聞いてしまったことを後悔し始めていた。

「あの、変なこと聞いちゃってごめんなさ……。」

「去年、大切な人を亡くしたんだ。」

「…!」

あたしは、一気に酔いが覚めていくのがわかった。