秘密の陰陽師 【弐】




「いやっいやだ!
起きてよ拓海!!!!!」








私は必死にそう叫ぶ









「おい起きろよ拓海!!!!!!」







涙いっぱいに溜めた舜もそう叫ぶ







「うっぁっ…」



「拓海…たくみ!!!!!…」



拓海は少し目を開ける



そしてフッと笑い


「なぁ…おれ…さ…いご…に
お…まえ…たち…を…まも…れ…たか…?」



そう聞く



「やめてよ拓海!
最後なんて言わないで!
私達が必ず拓海を助けるから!!!!」