秘密の陰陽師 【弐】



俺は部屋に戻るとすぐに葵に電話をかけた


--プルプルプル


「もしもし舜っ」


慌てた様子で電話に出る葵


「あぁ。お前も聞いたんだな…」


「えぇ…たった今…」


「どうする?このままじゃあいつが見つかるのは時間の問題だ」


「どうしよう舜…」


あいつが泣きそうな声でそう言う


「とにかく話そう。
お前が見回りの時間。
お前の家の近くの公園集合だ。」


「分かった」


そう言って電話を切った