秘密の陰陽師 【弐】


俺はその後の言葉を
言うことはできなかった



少しの間沈黙が流れる





「とにかく。今持っている情報を伝える
名前は瀬戸拓海と名乗っているようだ。
背は180センチ前後
見た目は若く高校生だと思われている」




なんだよ…





もうほとんど全部…




ばれてんじゃねえかよ…






俺はあいつを守れねぇのか…?





あいつは殺されてしまうのか…?





俺はぐっと拳を握りしめた








「一ノ瀬家にもこのことは伝わっている。
舜は葵ちゃんと協力して探すように。
以上解散。」





爺さんのその言葉によって
話し合いは終わった