秘密の陰陽師 【弐】



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「あと1週間でおわらす…か」



はははと声を上げてその人は笑う



「いいのですか?大魔王様。
拓海様は少し人間に感情移入をしているように見えますが」



執事のような男がそういう



「あぁあいつなんて初めから当てにしていないよ。あいつはただの餌だ。
あいつたち陰陽師は
おれがこの手で殺すさ」



「さようでこざいますか」



「あぁそろそろ動き出すとするか。
おい。準備しろ。」



そう言って執事たちに指図をする



「御用」



そう言ってバッと散らばる執事たち




「あぁ楽しみだな
やっと復讐ができるんだ
あいつたちの恐怖に怯えた顔を見るのが楽しみだな…?」



そう言ってその人は




ニヤッと笑った



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