秘密の陰陽師 【弐】




なぁ…やめてくれよ





そんなこと言わないでくれ…





俺は…お前達を…






殺そうとしているのに…






自分で聞いておきながら
情けないほどに悲しい気持ちになるんだ





俺は涙を堪え切れなくなり
出口へと走る