秘密の陰陽師 【弐】


そんな危険を犯してまで
なぜ…お前達は俺を守る?




気づけば俺は2人に声をかけ




「なぁ2人とも。
もしも、もしも俺が2人の事裏切ったら
どうする?」




そんなことを口にしていた
この言葉に1番驚いたのは
俺自身だ





何言ってるんだ俺は…





それを聞いてどうする?
同情して欲しいのか?






俺は…こいつ達を騙して
殺そうとしてるんだ





もう今更
許されるはずがないんだ