秘密の陰陽師 【弐】







それからと言うもの
私たちは全くといっていい程会えなかった



私は毎日修行があって



舜は本格的に高田グループの
経営を手伝うようになって



お互い忙しすぎて
ゆっくりと会う時間もないほどだった



たまにお互いの休憩がてらに
会ったりはするけれど
ほんの数時間しかなかった






そんなこんなで
夏休みはあっという間に過ぎ





始業式を迎える日になっていた