「元はといえば、お前のせいだろうが!!」
「え」
「キス以外にも方法はいくらでもあったでしょ!?」
「あれが1番わかりやすくて簡単だったから」
「そんな理由で納得すると思ってんのか!?」
キュンの欠片もない、不意打ちのキス。
ショックだ。もういっそ倒れ込んでしまいたい。
「私の純情を汚しやがって……!彼氏だろうと許さん!!」
なんてことをしてくれたんだ、お前は。
長年の夢と憧れを返せ!
恋愛の国があったら、重罪だよ?責任取ってくれるんでしょうね!?
私が暴走しかけた刹那、たかやんがテーブルをバンッ!!と強く叩いた。
遊戯室全体が、一気に静まり返る。
た、たかやん?
「いい加減にしろ!」



