BAD & BAD【Ⅱ】





真修は、強くなった。



弱い者の涙を痛いくらいわかち合えて、どんな時でも優しさを忘れない。


臆病なところは脱却しきれてないけれど、逃げない心を持っている。




真修の強さは、まだまだ覚醒の途中。




「ほら、見て。誰1人、反対してないでしょ?」



それが、皆の答え。


次期総長が真修であることに、納得してる。してないのは、真修だけだよ。



「真修は皆の気持ちを裏切る気?」


「う、裏切りたくない!」


「じゃあ、頑張りな」



頑張れ、って曖昧だけど、すごく直球なエールだ。


境界線も何もないなら、幼なじみのために背中をドンッと押してやろう。本日限定の出血大サービスだよ。




「真修は、今までリーダーとして神雷の力になってきたでしょ?これからは、総長として皆を支えてあげて」


「できるかな……?」


「できるよ。真修なら大丈夫。私が保証する」



それに、たまには遊びに来てあげるし、困った時はいつでも相談に乗ってあげる。