真修は、強くなった。
弱い者の涙を痛いくらいわかち合えて、どんな時でも優しさを忘れない。
臆病なところは脱却しきれてないけれど、逃げない心を持っている。
真修の強さは、まだまだ覚醒の途中。
「ほら、見て。誰1人、反対してないでしょ?」
それが、皆の答え。
次期総長が真修であることに、納得してる。してないのは、真修だけだよ。
「真修は皆の気持ちを裏切る気?」
「う、裏切りたくない!」
「じゃあ、頑張りな」
頑張れ、って曖昧だけど、すごく直球なエールだ。
境界線も何もないなら、幼なじみのために背中をドンッと押してやろう。本日限定の出血大サービスだよ。
「真修は、今までリーダーとして神雷の力になってきたでしょ?これからは、総長として皆を支えてあげて」
「できるかな……?」
「できるよ。真修なら大丈夫。私が保証する」
それに、たまには遊びに来てあげるし、困った時はいつでも相談に乗ってあげる。



