「な、なんで!?」
「夢を見つけたの」
夢?、とオウム返しする真修に、にっこり一笑する。
「いじめられて苦しんでる人や、真修みたいに相談したくてもできなくて辛い思いを隠してる人の助けになりたい、っていう夢」
私だけの、夢。
神雷の一員として過ごしてきた日々が在ったからこそ、見つけられた。
「そのためには勉強しなくちゃいけないことがたっくさん、いやまじでたくさんあるんだわこれが。ここに顔出す暇もないくらい、ね。だから、神雷を卒業して、成績優秀と噂の凛と朔にみっちり勉強を教えてもらうの」
夢を叶えるために。
さよならすると、決めた。
寂しさは消えないから、気分転換には師匠に、ゲームに付き合ってもらおうかな。
「加入も勝手なら、抜けるのも勝手だね」
「ごめんね。でも、真修になら任せられる」
「……え?」
「これからの神雷を……私達が旅立った居場所を、真修だから任せられるんだよ」



