BAD & BAD【Ⅱ】





「どう、なってるの?」



突如現れた私達に、唄子ちゃんは驚きを隠せない。


私達はたかやんの隣に並ぶ。



「まだ気がつかないの~?」



ほくそ笑んでいる弘也は、たかやんの肩に腕を回した。


唄子ちゃんは混乱しているようで、眉を寄せる。




「ここまできても見破れないか~」


嫌みったらしいな。ガキかよ。



唄子ちゃんは、肩を組んでる大宮ツインズを見据えた。しばらくして、ハッと碧眼を丸くする。



「嘘……。まさか、そんな……」


「騙してて悪かったな」



たかやんが、上辺だけ謝る。



……この光景、ものすごく既視感に囚われるんだけど。


夏休み前日を想起しちゃうからやめてほしい。