「どう、なってるの?」
突如現れた私達に、唄子ちゃんは驚きを隠せない。
私達はたかやんの隣に並ぶ。
「まだ気がつかないの~?」
ほくそ笑んでいる弘也は、たかやんの肩に腕を回した。
唄子ちゃんは混乱しているようで、眉を寄せる。
「ここまできても見破れないか~」
嫌みったらしいな。ガキかよ。
唄子ちゃんは、肩を組んでる大宮ツインズを見据えた。しばらくして、ハッと碧眼を丸くする。
「嘘……。まさか、そんな……」
「騙してて悪かったな」
たかやんが、上辺だけ謝る。
……この光景、ものすごく既視感に囚われるんだけど。
夏休み前日を想起しちゃうからやめてほしい。



