たかやんがいるって素晴らしいな。
まあ、お説教を聞く耳は持っていないけども。
たかやんも一緒にの~んびりして過ごそうよ。
「スナック菓子とオレンジジュースでいい?」
「はい!」
「どうぞ」
「ありがとうございます」
手際よく用意してくれたお菓子と飲み物が、ソファの前のテーブルに置かれた。
師匠に飲み物を頼んだ時点で、オレンジジュースが出てくるのは目に見えていましたよ。
「今テレビ何やってっかな」
剛はお菓子をひとかけ食べながら、リモコン片手にテレビをつけた。
テレビの画面に映ったのは、とある情報番組だった。
計画を進行している首長のニュースが、画面に流れる。
「……げっ、おじいさまじゃん。最悪。チャンネル変えよ」
「ブフッ!ひ、久々のおじいさま呼び……っ、不意打ちやめ……」
「いきなり笑うなよ。気持ち悪ぃ」
「あんたがおじいさま呼びしたせいじゃん。くっ……ふ、あはははっ」



