わけわかんない。


あ、異常なほど可愛いってことなのかも。それなら納得だ。


私の寝顔は、宇宙1キュートだもんね。




「お腹空いた。よし、昼食にしよう」


「自由だな」



たかやんにつっこまれながら、ぐっと伸びをする。


少しはだけていた浴衣を直した。



「皆はもう食べたの?」


「まだだよー。幸珀が起きるの待ってたんだ」



そうゆるく答えた弘也は、自慢のぱっつん前髪を指先で撫でた。


そうだったんだ。

別に待たなくてもよかったのに。


皆、優しいな。




「ちなみに、昼飯は桃太郎と真修ら下っ端数人が作ってくれてるんだよ~」


「へぇー、何作ってるの?」


「さあ?それは内緒だってさ」


「桃太郎はケチだね。でも、楽しみだな」




桃太郎が作るのは、なんでも美味しいからなぁ。


あー、さらにお腹が空いてきた。