「俺も、キラキラしたい」
「無茶言わないでください」
無理です。幼稚園児の発想は、直ちに削除してください。
サンタさんにお願いしたって、断られますよきっと。
どうしたんですか、師匠。
泣いていたせいで、幼くなっちゃったんですか?それどういう仕組みなんですか?
それとも、私をバカにしてるんですか?
ていうか、早くハンカチを受け取ってくださいよ。手が疲れてきました。
「キラキラ……」
「キラキラ好きですね!?」
「っ、」
「し、師匠!?」
師匠がいきなり、目尻に溜まった涙を手の甲でゴシゴシと強めに拭いだした。
拭うなら、ハンカチを使ってくださいよ!
差し出した意味がないじゃないですか!
それに、そんなに強くこすっちゃダメですよ!!
「画面には何も映らなくても、俺の視界には――」
何かぼそぼそ呟いてる師匠の独り言を、誰も聞き取ることはできなかった。



