ガラス製のマイハートを、躊躇なく砕こうとしないでくれる?
ちょっとは辛口コメント控えて、優しくしろ。
鬼畜かよ、このやろう。
「あー、えっと、その……あっ、そうだ!別荘の近くに山の一部を使った、アスレチックコースがあるんだけど、暇つぶしに行ってみるか?」
早急に話題を変えたな、剛おぼっちゃま。
「アスレチックコースか~」
「結構むずいしハードだぜ?」
「面白そうだなっ」
うわ、師匠がわかりやすくワクワクしてる。
やる気満々ですね。
「景品とかあるなら、やってもいいよ」
「景品?例えば?」
「うーん、そうだなあ。1位でゴールできたら、なんでも1つ願いを叶える権プレゼント、とか?」
たかやんに問いかけられて、頭に浮かんだのを適当に提案してみた。



