午後からの仕事が始まると、ますます奥村の疲労した姿を見ることになった。
まぶたを開けていられないほどに疲れているようだ。
「今度は視力の機能が低下するのか…。」
頑張っていることは重々承知だ。
そして本来なら優しい言葉をかけるべきだろう。
しかし僕らの関係ではそれは許されない。
南田は心を鬼にすると声を荒げた。
「君の機能は全くもって停止している。
時間の浪費だ。
僕は君とは仕事をし兼ねる。
有給の提出を許可する。半休を取れ。」
「え?」
さすがに眠気も吹っ飛んで目を丸くした奥村がこちらを見つめる。
胸をズキッとさせながらも最終宣告を言い渡す。
「帰れと言っている。」
大きな声と衝撃の内容に、近くにいた先輩が見かねて声をかけた。
「南田くん。
奥村さんも頑張ってるんだ。
もう少し優しく…。」
「奥村さんは僕とペアなんです。」
冷たく言い放つと、声をかけた先輩が顔を引きつらせて離れていった。
そう。これでいいんだ。
南田は奥村さんに容赦ない。
ペアで可哀想だ。そう思われなければ…。
奥村はショックを受けた様子で帰り支度を始めている。
泣かれなかったことが唯一の救いだった。
まぶたを開けていられないほどに疲れているようだ。
「今度は視力の機能が低下するのか…。」
頑張っていることは重々承知だ。
そして本来なら優しい言葉をかけるべきだろう。
しかし僕らの関係ではそれは許されない。
南田は心を鬼にすると声を荒げた。
「君の機能は全くもって停止している。
時間の浪費だ。
僕は君とは仕事をし兼ねる。
有給の提出を許可する。半休を取れ。」
「え?」
さすがに眠気も吹っ飛んで目を丸くした奥村がこちらを見つめる。
胸をズキッとさせながらも最終宣告を言い渡す。
「帰れと言っている。」
大きな声と衝撃の内容に、近くにいた先輩が見かねて声をかけた。
「南田くん。
奥村さんも頑張ってるんだ。
もう少し優しく…。」
「奥村さんは僕とペアなんです。」
冷たく言い放つと、声をかけた先輩が顔を引きつらせて離れていった。
そう。これでいいんだ。
南田は奥村さんに容赦ない。
ペアで可哀想だ。そう思われなければ…。
奥村はショックを受けた様子で帰り支度を始めている。
泣かれなかったことが唯一の救いだった。