そのまま二人電車に一時間ほど揺られて、碧空くんは気が付いたらいつの間にか眠ってしまっていた。 私の肩によりかかるようにして、すやすやと寝息をたてる彼。 その感触がくすぐったくてドキドキする。 きっと、毎日部活続きで疲れてるんだろうなぁ。 無防備な彼の寝顔を見ていると、とても愛おしい気持ちがわいてくる。 このまま家に着かなければいいのになんて、そんなバカなことを一人考えたりしていた。 . * .