秘密の陰陽師 【壱】




「ありがと」



そう言うと花はニコッとした




「じゃあそろそろ私は行くね!
なるべく早く帰ってくるから
大人しくしとくんだよーっ」




「わかった。気をつけてね」





私は花を見送るとまた部屋に1人になる





なんだか気分が重くて朝食は取らなかった





朝携帯を見ると舜から9時ごろには行くと返信が来てあった




今8時だからあと一時間か





私はいつもの書物を読んで待つことにした