秘密の陰陽師 【壱】




「じゃあ、私は戻るわね」




そう言って先生は部屋を出ていった




私はもう一度ベットに横になる




明日…あの事を舜に話す…





私の過去






私の許されない過去を






それを聞いたら舜はどう思うのかな?





私に幻滅しちゃう?






皆みたいに私を冷ややかな目で見るのかな?






あぁ…分かっていても
舜にそんな事されるのは嫌だな…




なんて思ったり






でも私は舜に話すときめた






どう思われようが私の過去は消えない






大丈夫。


そう自分に言い聞かす