秘密の陰陽師 【壱】





ほんと…この人はどこまで優しいの




意地悪だと思えば優しくなったり…





私の心臓がもたないよ








私の過去。




明日きちんと舜に話そう。






私はそれを決意した





「先生、私もう平気です」






「そう?なら私は私の部屋に戻るけど
無理しちゃダメだからね」





「はい。ありがとうございました。
ところで…花は??」





そうだ。ここは確か私の部屋。
だけど花がいない





「あぁ、高城さんね。あなたが体調を崩したって聞いて泣きながらこの部屋に戻ってきたんだけどね、あなたがぐっすり眠っていたからそっとしてあげたいって言って隣の子の部屋で寝かしてもらうって言ってたわ」






あぁ…花にも悪いことしちゃったな






明日きちんと謝らなきゃね