舜side 「まじかよ」 俺の腕の中で眠る葵を見る スヤスヤと眠るこいつの目は腫れている 潤んだ目と上目遣い、 わざとか?と思うほど可愛くて愛おしい顔で 「離れちゃいや…」 なんて言われたらこっちがもたない。 正直、理性を抑えるのに必死だった 計算か?…てそんな訳ないよな。 こいつは無意識だ… ほんとに困ったお姫様だ… 俺は腕の中で眠るこいつをベッドに寝かせ、 もう一度チュッとキスを落とし、静かに部屋を出た