秘密の陰陽師 【壱】






あぁこいつ…一ノ瀬の人間だな







完全に霊力を操って隠しているが俺には分かった








俺はそいつを見る








て言うかこいつ…
小さい顔にクリクリした目、
透き通るような白い肌にぷくぷくした唇







誰がどう見ても美女と言えるほどの顔立ちだった





こんな奴がいたら学園で有名になるはずだがな





変装でもして隠してるのか?






「ねえ君名前は?」





「一ノ瀬…葵…です」





少し恥ずかしそうにそう答えた






ふーんやっぱこいつ一ノ瀬の人間か