舜side
「葵っ」
意識がない彼女を抱き上げる
「葵、葵!起きろ葵!」
何度呼びかけても彼女は起きない
だが息はある。
気を失っただけなのか…
息があることを確認し、安堵した俺は鋭い視線を奴に向けた
《おや?葵。僕を見て倒れちゃうなんてまだまだだね?また迎えに来るよ。
その時は一緒に来てね?葵》
葵が倒れる前にこいつが葵に言った言葉だ
奴は葵を知っている。
葵も奴を知っている。
それだけだというのに腹が立って仕方がなかった
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…