秘密の陰陽師 【壱】




「じゃあ、あとでね」





そう言うと3人は一旦男子の部屋に戻って行った




「葵、私達も行くよ!」





私と花は自分たちの部屋に向かった






「…」






これまた大きい部屋ね






言葉を失うほど大きな部屋だった






シングルベットが2つあり大きなテレビ、
それになんと小さいキッチンまであるのだ






すごいなこの学校と苦笑いしつつも
どこかワクワクする気持ちにもなった





「葵、今から班のみんなで散歩して
夜ご飯の買い出しに行くよー」






「わかったー」






私と花は用意をして待ち合わせのロビーに行く





ロビーには既に3人が待っていた





「ごめんね?待った?」





花が申し訳なさそうにすると全員が顔を赤らめて






「「「全然待ってないよっ」」」





と言った




私はと言うと




周りの視線が痛いのだ





5組女子だけでなく
1学年ほぼ全員の女子からの視線…