私は授業を受ける気にもなれず
屋上に行き、ボーっと1日を過ごした







---キーンコーンカーンコーン--





チャイムが鳴る






はぁ…6限終わったのか。




見回り行かなきゃ。





考えることが多くてやる気にもなれなかったが仕事だと言い聞かして見回りを始める。







2階の教室に入った時、ピョンっと私の肩になにかが乗ってきた






「金狐、久しぶりね」






「おうよ!
元気ねぇみたいだけど大丈夫か?葵殿」





金狐にまで心配させるなんてしっかりしないとダメだな私…







「だ…」







大丈夫だよと言おうとしたが何者かによって遮られた







「あれ?葵じゃん」






その声の主は今1番会いたくない人。





そう、高田舜








ん?…いまは地味子の姿。





わかるはずがない







「あなたは誰ですか?
私は葵ではありません」






そうはっきり言い返すと
アイツは面白おかしそうにクククとわらう






クーーッ何かおかしいのよ!!





キッと高田舜を睨む。







「お前霊力隠しきれてねぇよ?
なんか動揺でもしてんの?」









なんて。そんなことを言われた