解散してから私はあるところに一目散に向かった
そう。体育館だ
体育館に着くと、事件があったガラスなどを調べる。
分厚い眼鏡も結んだ髪もほどき、シャツのボタンを2.3個開けて、スカートも短くし、仕事用の格好になる。
この格好が霊力を解き放った格好なの。
一目見た瞬間、これは妖の仕業だとわかった
落ちてきたガラスはほぼ誰かによって砂に変えられたけど、かすかに残っているガラス1つ1つに糸が付いているのだ。
それも霊力の宿った糸。
こんなことが出来るのは中級か上級の妖しかない。
でもどうして?
どうしてこんな昼間に学校を狙ったの?
うーんと頭をひねっても出ない答えに悩む。
目の前に散らばった砂をふと触った
「っなに…」
砂に触れた瞬間、ピリッと霊力が身体に走る
霊力って言うのはあたしたち陰陽師や能力者が身につけている力の大きさのこと。
なんて重たい霊力なの…
いったい誰の霊力なの?
とりあえず状況を記憶しておくために式を使って現場保存をしておいた。
これも陰陽師の大切な仕事の1つだ

