見回りも順調に進み、もうそろそろ帰ろうと話していた時 私達の前に…彼が現れた… 《やぁ。葵。久しぶりだな? 昨日は倒れちゃって話せなかったからな? もうよくなったのかな?》 そう聞いてくるのは奴… 鳴神隆太… 私はビクッとする 嫌な汗が背中を流れた でも…今回は過呼吸にもならなかった なぜなら…舜がギュッと手を握りしめてくれているから "大丈夫だ" 私にはそう聞こえた