秘密の陰陽師 【壱】





「いつからなの?」




私はそう聞いた





「あいつと…あたしは幼馴染なの。
いつからかは分からないけど、気づいた時にはあいつのことが好きだった。でもあいつすごく鈍くてさ。全然あたしの気持ちに気づかないの。だからすごく悩んでるんだ…」







そういって
少し伏し目がちになる彼女は
とても綺麗で可愛かった







「私相談に乗れるか分からないけど、いつでも言ってね!お互い様に!」








「も〜っありがとう葵!かわいいっ」








はいはいと笑って
そのあとは花と他愛のない話で盛り上がった