秘密の陰陽師 【壱】






「あの…大丈夫?花??」





「…っ大丈夫よ。
しかし驚いたわ。

葵ってば…学園の王子と…」








「キャーッやめてよ花!
口に出さないで!」








「わかったわかった〜。
もうほんと葵ってば可愛いんだから」






ん…?てかそっち?






「あの…私陰陽師してるんだけど…」







てっきり私はそっちのことを聞かれると思っていた











「んーそうね。
でも、だから何?葵が陰陽師でもそうじゃなくても私は葵の友達よ?そんなのこで友情は崩れたりしないわ。私は陰陽師じゃないし、葵の苦しさとかも分からないの。でもね、私は葵を支えたいとは思う。辛い時は私にも頼ってよね!友達なんだから」








あぁ…また泣きそうだ








「はな…ありがとね…ほんと」