秘密の陰陽師 【壱】



私は必死に動揺を隠す




「バカね〜葵。男の匂いがするわ」




クンクンと犬のように鼻を動かす





「私を騙せると思ったら大間違いよっ」







ニコッと笑って花はそういう





まじで…ば…ばれた





「さぁ葵ちゃん?きちんと話してもらうわよ」





花が怖い…悪魔のようだ





「わわっ…わかった…話す…」