秘密の陰陽師 【壱】






「舜、起きて夕方だよ」





「んー…」






そういうと舜は
私を布団の中に引きずり戻した






「ちょっと舜…」






「まだ寝ようよ〜」






なんて甘えた声を出す






「もう花が帰ってきちゃうの!
ほら!早く起きて!」






「うるさいなぁ〜わかったよ」








拗ねたようにそう言う






「もぉ!まったく…」








「はいはい…
さっきまではあんなに可愛かったのにな?」







私は顔を赤くする