だが、力の差は埋まることがなかった





むしろどんどん開いていくばかりだった




隆太が劣等感を感じていることに葵も段々と気づき始め、いつしか葵は隆太の前では力を抑えるようになっていた







だがパートナーの隆太がそれに気づかない訳がない







「なんで…なんで!なんでだよ!
俺の方が葵より修行もしてる!
あいつなんかよりずっと!!!!!!」







いつしか隆太の心は葵への憎悪感で満たされ始めた