「葵〜はやくはやく〜」 私を呼ぶのは幼馴染の鳴神隆太(ナルカミリュウタ) 「まってよ隆太ー!」 私達は家が隣同士で産まれた時からずっと一緒だった 鳴神家も陰陽師の家系であり、私達は毎日一緒に修行をした 毎日私達は無邪気に、そして必死に修行をした 「僕ね、葵といるとすっごく楽しいの」 まだ小学1年生の私達には毎日修行があり、友達なんていなかった。 でも私には隆太がいれば十分だった 「私もね、隆太といるとすっごく楽しいよ」