感想ノート

世界で一番大切なきみへ

  • この作品を読んでいて、今は亡きうちのウサギを思い出しました。うちのウサギはいわゆる老衰で、まず白内障から始まって最後は自分で立ち上がることもできなくなりました。動物病院に連れて行ったとしても安楽死になるだけだろうと言われて、最期まで介護をし、看取りました。野々原さんのミイと同じで、死に際には悲鳴にも似た鳴き声をあげました。私は看取ることができて良かったと思ってます。良い経験になりましたし。動物にとっても、閉じ込められているより、いつもと同じように過ごすのが1番幸せだと思います。

    動物でも人間でも、延命治療が最良とは思えません。そこまでして生かすのが、果たして本当に幸せなのか疑問に思います。大切なのは本人の意思であって、周りの同情による判断であっていいはずはないのに... 幸せよりも長生きをすることばかりに重点をおいているように思われてならないのです。

    人間のエゴ。

    共感しました。

    天音 紗世 2017/03/05 12:29

    天音さま。はじめまして!このお話を読んでくださってありがとうございました。

    このお話は9割型実話なのですが、天音さんの言う通り私も、いつもと同じように過ごす方が良いのではないかと思っています。死ぬということにあまり縁がなかった人生をおくってきたので、ミイがいなくなる時に延命治療についてたくさん考えました。幸せよりも長く生きることに重点をおくのは、やはり違うようにも思うのです。

    天音さんの言葉にとても救われました。本当にありがとうございました。

    作者からの返信 2017/03/05 21:59

  • 最期は自然にゆだねるべきか?いわゆる延命治療をするべきか?……なにが正解かなんて、答えはないのかもしれません。
    私も、わかりませんでした。
    この物語のミイちゃんは、家族に愛されたんですね。ミイちゃんも、家族に愛をくれた。ミイちゃんと出会え、かけがえのない時間を過ごしたこと――それは、とても素敵なことです。
    13年が長いか短いかなんて私には判断できませんが、13年も寄りそえたことはやっぱり幸せなことなんじゃないかと思います。
    ミイちゃんが、天国で笑っていてくれますように。

    犬甘 2017/03/04 23:43

    犬甘さん!読んでくださってありがとうございます!
    このお話は9割型実話なのですが、ミイを愛していたこと、ミイが私たちに愛をくれたと言っていただけて本当にその通りだなあと感じました。
    正解を導き出すのは私たちには無理ですよね。だからこそ、なにがよかったのかなんて本当はわからないんです。
    ミイがしあわせだったこと、そして天国で笑っていることを私も願います。

    素敵な感想をありがとうございました!(思わずうるうるしてしまいました)

    作者からの返信 2017/03/05 21:55

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