「愛弥ちゃん、この人、本当に
彼氏なの〜?」



「うん。信用、してくれないの…?」





愛弥は目をウルウルさせて咲に上目遣いで
言うと咲がうっと顔を赤くし、
咲から、目をそらして自分の席に座った。





「王子、サボろう」



「快斗、バカになるぞ」



「…サボりたい」





…まぁ、いっか。





「私も行く〜♪みんなまた後でね♪」





私はノートの入ったカバンを持ち、
教室から3人と出た。





「屋上は白龍のたまり場だから、
裏庭行こう!」