チロチロ見ていると、由実ちゃんは大きくうなずいた。 「よしわかった。かわいい妹のためだ。服貸してやる」 「やった!!」 思わず、カオの前で拍手。 「で、明日、私がかわいく仕上げてやる」 「ありがとー」 「さ、明日に備えてもう寝な」 「はぁ~い」 良いコの返事をして、早々に自分のベッドに潜り込んだものの、明日のことを考えて、結局その夜はなかなか寝付けなかった。