あ、私……また腐女子全開で優人を見てしまった。



「ごめんね、優人くん。怯えないで。
私、別にあなたを取って食おうとしてるわけじゃないから」



自分は腐女子の変態だけど、妄想と現実世界の違いは分かってますよ。って伝えたくて、数歩、2人に歩み寄る。



優人か呻くように呟いた。



「怯える?この俺が……怯えてるだと?」



竜也がなんとも複雑な目で優人を見た。



気まずい沈黙が流れる。