どんな君でも、愛おしくてたまらない。




チャイムが、昼休み終了を知らせる。




「依世ちゃん!」



クッキーを作ってくれて、


頑張る理由を教えてくれて、


わたしの背中を押してくれて、



「本当に、本当に、ありがとう!!」



依世ちゃんのおかげで、前に進める。





教室に入ってきた先生とすれ違うように、わたしは教室を飛び出した。


人気のない廊下に、わたしのひたむきな足音だけが響き渡る。



確証はないけど、環くんはきっとあの公園にいる。




校舎を出て、無我夢中に駆けていく。


青い空の下、公園を目指して。