私達が付き合った事はすぐに部活内に広まった。

でも、私達は部活ではマネージャーと部員という関係でいる事は私達で決めたルールなのだ。

「お前ら気を使わなさ過ぎはダメだけど気を使いすぎてないか?」

「いえ、全然大丈夫ですよ?」

私達は部員からホントに付き合ってるの?って聞かれるくらい分かりにくいようだ。

でも、葵はちゃんとケジメを付けて私を彼女として見てくれる。

部活が終わった帰り道...

「涼、最近は伊織と帰らなくなったけど大丈夫?」

葵がなんでそんな心配してくれてるんだろ...