あの日から1ヶ月もう真夏と呼ぶ時期になっていた。

「あっつーい!」

「涼、そんな怒んなよ…」

葵と2人での帰り道。

私は夏が大っ嫌い。

でも、葵は夏の大会が好きで夏が大好きらしい。だから私は葵に言われたらだまりこんでしまう。

「涼、俺さ夏の大会頑張るな!」

「頑張ってね!応援してる!」

楽しく葵と話していると、

「俺も入れろ!」

伊織が飛んで入ってきた。

「楽しかったのに...」