「すーずー!いい加減起きなさい!」

「はーい、わかってるから...」

相変わらず早起きは得意では無いあたし。
白咲涼(しろさきすず)です。

ピンポーンピンポーン♪

「はーい」

いつも迎えに来てくれる隣に住んでて幼なじみの結城伊織(ゆうきいおり)

「おはよっ」

「おはよー」

「行くか!」

「うん」

毎日のように伊織の自転車の後ろに私が乗る。

でも、今日は私の今年の運がかかる大切な日なのだ。