「ありがとう!涼は私にとっても大切な存在だったよ。これからもどんなことにもか負けずに頑張ってね。」

みほ先輩は最後まで笑顔でそう言ってくれた。

こうしてサプライズパーティーは終わった。

その帰り道。

「涼、まだ泣いてんのか?」

私は手紙を読んでからずっと泣いている。

「だって...ひくっみほ先輩が...ひくっいなくなったら...辛い時どうしたらいいか分かんないよ。」

すると、葵は笑った。

「辛い時は俺に全部言ってここで泣け。」

そう言って葵は両手を広げた。